Fairlightの新しいCC-1テクノロジーがアメリカに襲いかかる
オーストラリア シドニー — 放送局やポストプロダクションがワークフローを改善し、光熱費とカーボンフットプリントを減らす能力を認めたアメリカにおいて、FairlightのCrystal Coreテクノロジー(CC-1)はかなりの勢いを増しています。

Constellation、Xynergi、AnthemなどのFairlight主要製品と組み合わさったCC-1は、劇的に低い電力消費量でパフォーマンスの向上をもたらす、代替のプロセッシングプラットフォームを提供することによって、「グリーン」なコンピューティングテクノロジーの最前線へと会社を導きました。エネルギー価格の高騰と気候変動があらゆる責任あるビジネスの主な関心事であるこの世界において、このテクノロジーは最先端のCPUやデジタルシグナルプロセッサより、何百倍も効率的にデジタルオーディオとビデオ処理を実行するので、非常に評判が良いです。

ここ数ヶ月間、多くの主要なFairlightの顧客はCC-1を取り入れ、スタジオをアップグレードさせています。スピード、ワークフローの改善と信頼性が、彼らの決定の主な理由に挙げています。

カルフォルニアのWestlake Village Studioもその一つです。2007年にHD 1080i制作、ポストプロダクション、送信施設としてオープンし、最近ConstellationをCC-1 Dream IIプラットフォームに移行しました。彼らはCC-1によってもたらされるワークフローの利点を利用するため、全体のネットワークストレージ能力もアップグレードさせました。

「私たちはマルチトラック録音をサポートするスタジオプロダクションオーディオコントロールルームに、既にCC-1 Dream Satelliteを持っています。」と、WestlakeのエンジニアディレクターのMike Farina氏は言います。「オーディオポスト/スイートルームに更新したCrystal Coreは、ファイル構成や既存オーディオネットワークとの互換性を提供することで、既存のワークフローを改善しました。」

Farina氏は、Westlakeのビデオ編集との互換性の改善が特に際立ったと付け加えます。「私たちは編集のためのビデオファイル形式として、DVCPRO HD100を稼働させるFinal Cut Proを使っています。以前、QDCエンジンでは、私たちはビデオをオーディオポストルームで見るためにADR作業を行う際、CC-1 DAWにロックされたFPCとVirtual VTRを稼働させるMACにドラッグしなければなりませんでした。今、私たちはUSP-Vストレージから直接HD FCPファイルにアクセスでき、内蔵コーデックとHDビデオI/Oカードまで、CC-1からビデオを見ることができます。」

ニューヨークに拠点を置くPenny Lane Studioもまた、最近Fairlight CC-1テクノロジーにアップグレードし、改善されたワークフローと効率の有意差に既に気づいています。2000年にRobert Sorrentino氏によって設立されたPenny Lane Studioは、録音、ミックス、編曲、作曲を提供する、オーディオスタジオ4室とAvidスタジオ2室からなるフルサービスポストプロダクション施設です。

Penny Lane Studioのチーフミキサー/サウンドデザイナーのJoseph Miuccio氏は言います。「CC-1は私たちにとって論理的なアップグレードでした。私たちは既にFairlight Constellationを4つのスタジオに持っていて、すべての作業はFairlightフォーマットで行っています。CC-1テクノロジーは、非圧縮の標準Defビデオおよび720PのHi Defビデオ(422)の再生を可能にするのと同様に、高いトラックカウントを持つことができます。CC-1を導入することは必要なステップでした。次第に増加するデジタルワークフローに適応することをずっと易しくします。ますます多くのクライアントが、テープの代わりにQuickTimeを供給し、標準フォーマットの代わりにHDフォーマットで作業しています。CC-1はそれらすべてのファイルで、効率的に統合と作業をもたらします。」

「CC-1と統合したビデオ再生があると、さらに速く作業することができます。」と彼は説明します。「1:1のビデオを編集して、デジベータに戻すことさえも可能です。QuickTime、WMV、ハイまたはローレゾリューションにミックスやビデオをインポートすることは、より速いクライアントの承認を考慮しても、今や私たちにとって容易いことです。CC-1への私たちのアップグレードの結果として、私たちのクライアントは確実にワークフローの実質的な改善に気づきました。」

Back to God Ministries International(世界中の500以上のラジオ局に5つの異なる言語で流される25つのラジオプログラムを制作する、シカゴに拠点とするオーディオ施設)もまた、違いを認めています。

施設のテクニカルディレクターのMark Drenth氏は言います。「6月の始めに、私たちは4台のFairlight Dream Satellite CC-1システムを導入しました。そして既に、かなりの生産力の増加に気づきました。内蔵ミキサーがEQ、圧縮、制限における幅広いコントロールを私たちに与えている間、複数のクリップとレンジを数秒でエクスポートする能力は、プロダクションのダウンロード時間を短縮しました。このアップグレードのおかげで、私たちは現在、プログラムを完成させ、非常に速くプロジェクトを完了させることができます。それは私たちの顧客によって気付かされました。」

その他、アメリカで最近Fairlight CC-1テクノロジーにアップグレードしたユーザーは、MVI PostやFilm Foundry、Independent、そしてNFL、NBAおよびNASCARメディアブループを含む様々なスポーツブロードキャスターがあります。

Fairlightについて
オーストラリアのシドニーを拠点とするFairlightは、CC-1 FPGAデジタルプロセッシングエンジンで動くメディアプロダクションシステムを開発、製造しています。Fairlight製品には、Constellation、Xynergi、AnthemとPyxisがあります。そして、そのすべてが世界の主要な放送局、ポストプロダクション、音楽スタジオや映画制作スタジオで大きな位置を占めています。Fairlightは革新と発展の豊かな伝統があり、環境に配慮した「グリーン」なコンピューティングテクノロジーの最前線にあります。