USスポーツ放送局WWE®とMLB:Fairlight CC-1へ切り替え
オーストラリア、シドニー — FairlightのCrystal Coreテクノロジーは、2つのUSスポーツ放送局から大きな支持を受けました。どちらもワークフローとネットワーク能力のスピードを高めるために、新しいCC-1プラットフォームへ移行しました。

Major League Baseball Productionsは、新しいXynergi Center Section(XCS)とPyxisTrack HDビデオを組み入れた、2台のCC-1 Constellation大型ミキシングコンソールを導入しました。また、コンソールビデオをネットワーク化するために、2台のPyxis HDサーバーも設置しました。

もう1つはWorld Wrestling Entertaiment®で、5台のFairlight Xynergi Media Productionシステム(PyxisTrack HDビデオ込み)を導入しました。1997年以来のFairlightユーザーで、WWE TVはHigh Definitionへの切り替えに促された一般的なオーバーホールの一つとして、QDCプラットフォームからCC-1へ移行しました。

Chris Agento氏(スタンフォードのWWE TVのポストプロダクションVP)は言います。「2008年1月、私達はHDへの移行に伴い、XynergiとCC-1エンジンの導入という決定を行いました。以前は4台のQDCエンジンのFairlightシステム、各ミックスルームにPyxis、及びそれらをつなぐMedialinkサーバーを持っていました。Fairlightの信頼性とスピードは、ポストニーズのために欠かせない大きな要因でした。CC-1に統合されたオンボードHDビデオトラックといった特質は、移行を考慮するまでもありませんでした。現在、フルHDビデオ/オーディオでタイムラインに正確にGrass Valley K-2サーバーからMXFファイルをドラッグ&ドロップすることができます。」

WWE TVは毎週6時間の国内放送プログラムを扱っており、それらは世界中の130カ国以上に外国語にカスタマイズされ配信されています。また毎年14のライブペイパービューイベントを制作し、毎月最高3つのDVDタイトルをリリースしています。

Argento氏はFairlightのインターフェースが常に彼の原動力であったと付け加えます。「絵の作業で、これほど速くできるものは他にはありません。私は多くのシステムを使いましたが、率直に言って、それらはついてこられないでしょう。」

Major Baseball ProductionsのオーディオポストミキサーでFairlightの長年のユーザーであるChuck Cavanaugh氏は、スピード、新機能、融通性と優れた音質は、新しいConstellation XCSコンソールを導入するというMLBの決定の全ての鍵となる理由でしたと言います。

「Fairlightは最先端のデジタルオーディオレコーディング、エディティング、ミキシング、そしてテクノロジーにおいて大きく進歩し、非常に洗練され統合された方法でその全てをもたらしました。」Cavanaugh氏は言います。「Xynergiコントローラは、使い易さと草分け的なインターフェースを兼ね備えると同時に、人間工学的なデザインのマーケットリーダーとしてのFairlightの長年の役割の素晴らしさを実証します。最も速く、最も正確で、柔軟な編集モデルを持つFairlightのコアバリューは、現在CC-1で利用可能な新機能全てと、PCホストコンピュータのために開発された新しいソフトウェアによって、大きく飛躍しました。またFairlightは常に、依然として、どんな代価を払っても、マーケットにある最高のマシンコントロールです。」

ニューヨークを拠点にするMajor League Baseball Productionsは、Major League Baseball Properties社のTV/DVD及びホームビデオプロダクション施設です。同社は、主要なアメリカのネットワークや多くのケーブル放送局用に、長短のコンテンツを制作しています。また、豊富なコマーシャル、コーポレートビデオや、MLBスタジアムのジャンボトロンに映し出す様々なパッケージ等もプロデュースしています。

2009年1月に、MLBは独自のHD/5.1ケーブルネットワークを開始され、5,000万世帯以上に届き、アメリカ史上最も大きいケーブルテレビと謳われています。これは、既存ネットワークコミットメントとともに、MLB Productionsをいっそう多忙にします。同社はMLBネットワークにより共有された新しい施設へ移転する予定です。

「Xynergiの新しいConstellationは、仕事量の増加に対処するための理想的なツールです。」と、Cavanaughは言います。「CC-1エンジンは世界に通用するオートメーションを提供し、(バスとダウンミックスソフトウェアのおかげで)5.1とステレオミックスを提供する能力を私達に与えます。そして、(頑強なインターナルモニタリング構造のおかげで)プロセスを通してモノから5.1まで全てをモニターすることができます。これらの新しいツールで、パイプラインを通ってプロジェクトを移動させるスピードを向上し、複数のA/Vファイル形式のFairlightサポートにより、私達は現在リアルタイムにインポート、エキスポート、変換ファイルが可能です。これは今日の施設、そして将来のニーズを満たす非常に大きな利益です。」

FairlightのCC-1カードは、特に環境面で、疑いなくQDCプラットフォームからの大きな進歩です。物理的にポケットに収まるサイズに小さくなり、エネルギーに関しては、発生する全体熱の98%減少を提供し、電力は600ワットからたったの12ワットに縮小します。HDビデオとオーディオのシームレスな相互作用、広範囲にわたるファイル交換機能をサポートすることによって、Fairlightテクノロジーは一つの統合されたプロダクション環境内で本当の収束を提供し、多種多様な放送とポストアプリケーションにおいてワークフローを強化します。

Fairlightについて
オーストラリアのシドニーを拠点とするFairlightは、CC-1 FPGAデジタルプロセッシングエンジンで動くメディアプロダクションシステムを開発、製造しています。Fairlight製品には、Constellation、Xynergi、AnthemとPyxisがあります。そして、そのすべてが世界の主要な放送局、ポストプロダクション、音楽スタジオや映画制作スタジオで大きな位置を占めています。Fairlightは革新と発展の豊かな伝統があり、環境に配慮した「グリーン」なコンピューティングテクノロジーの最前線にあります。