■ AudioLocがFairlight XynergiとPyxis MTにアップグレード
2009年9月、オーストラリア/シドニー — AudioLoc(オーストラリアの大手映画サウンドポスト施設)は、2台目のXynergi Media Production Centerと新しいPyxis MTシステムを導入し、進行中のFairlightアップグレードを続けています。

シドニーに拠点を置き、AudioLocは20年以上Fairlight機器を使用しています。2台の48チャンネルQDCシステムと14台の24チャンネルMFX3+システムが未だ稼働しています。アップグレードには、これら従来システムの内の2台をFairlightの最新CC-1システムに更新することを含みます。

Tony Vaccher氏(AudioLocのオーディオディレクター)は言います。「私達は映画やビデオのHDプロダクションの変化に対応するため、FairlightのCC-1テクノロジーにアップグレードすることを決めました。CC-1は私達に24FPS HD画像で作業する力を与え、同時にHDビデオと多数のオーディオトラックを再生することを可能にします。」

新しいシステムは、AudioLocのメインDolby SRD/IMAXミキシング施設とFoley/ADRステージに設置されました。1台のシステムは主要作品やIMAX映画のミックスに使用され、もう1台はFoleyやADR編集に使用されます。

「最新技術をインストールすることは、様々な新機能にアクセスする機会を私達に与えます。」と、Vaccher氏は言い足します。「手元のタスクにとてもよく順応するので、特にXynergiコントローラーに感謝しています。また、将来の革新がソフトウェアアップグレードを通して簡単に行うことができるという安心感もあります。」

AudioLocは映画、IMAX、テレビおよびサウンドインスタレーションのために包括的なサウンドポスト監督とマネージメントを提供します。これは、Source ConnectやFTPでサービスをレコーディングする国際的なADRやFoleyと同様、Dolby Digitalの再レコーディング、ミキシング、サウンドデザインおよびエディティングを含みます。同社はDolby SRDやIMAXフィルムダビングシアター、5.1テレビジョンミキシングシアター、ADRやFoleyレコーディングスタジオ、サウンドエディティングスタジオ、Screen Australiaの200シートシネマを持つダイレクトミキシングシアターインターフェースなど、様々な施設を持っています。

AudioLocの最近のプロジェクトには、今年のカンヌ国際映画祭で発表されるジェーン・カンピオン監督の新作『Bright Star』の全てのサウンドポストプロダクションや、ジョージ・ミラー監督の『ハッピーフィート』のミキシング作業、Seven Networkの『ALL SAINTS』(オーストラリアのScreen Sound Guild Awardでテレビドラマのベストサウンドを5回受賞)など多数のテレビ番組と同様に、『ANTARCTICA』や『IMAGINE 3D』を含む5つのIMAXフィルムのトータルサウンドポストがあります。現在彼らは、主要作品『BROKEN HILL』や『THE CLINIC』に取り組んでいます。

「様々なデリバリーフォーマットに迅速に出力できるので、Fairlightアップグレードには当然ながらとても満足しています。」と、Tony Vaccher氏は言います。「私達が最初のCMI Series 3を購入した1985年以来、Fairlightが私達にどれほどの献身やサービスを提供してくれたか、この感謝は言葉では言い尽くせません。」

FairlightのAsia PacificセールスディレクターのLukas Bowerは付け加えます。「長年の顧客がFairlightの最新技術を採用することは、とても嬉しいことです。私達はこの先20年、ずっと、AudioLocに素晴らしいソリューションを提供し続けることを楽しみにしています。」



Fairlightについて
オーストラリアのシドニーを拠点とするFairlightは、CC-1 FPGAデジタルプロセッシングエンジンで動くメディアプロダクションシステムを開発、製造しています。Fairlight製品にはConstellation、Xynergi、Pyxis MTなどがあります。そのすべてが世界の主要な放送局、ポストプロダクション、音楽スタジオや映画制作スタジオで大きな位置を占めています。Fairlightは革新と発展の豊かな伝統があり、環境に配慮した『グリーン』なコンピューティングテクノロジーの最前線にあります。