■ FairlightのXynergiテクノロジーが多くの大手オーストラリアの ポスプロに
オーストラリア/シドニー — FairlightのXynergi Media Production Centerは最近、多くのオーストラリアの大手オーディオポストプロダクション施設に導入されました。その全てが、システムの融通性と使い易さを主な理由にあげています。

コントローラのみのシステム、または12フェーダーサイドカーを付けるかを指定でき、Xynergiは全ての広く使用されているサラウンドフォーマットで、ビデオプロダクションのためのハイエンドオーディオに必要な全てのツールを組織化して、提供します。システムは、FairlightのCC-1デジタルメディアエンジンの『グリーン』の処理能力を利用し、統合したPyxisTrackビデオを取り込みます。Xynergiコントローラは、一般的なWindowsアプリケーションと同様に、エンジニアにFairlight CC-1の全ての特徴と機能にアクセスできる、デスクトップユーザーインターフェースを提供します。

最近Xynergiを導入した会社の一つに、シドニーのCrow’s Nestにあるサウンドポストをリードする編集スタジオTracks Post Productionがあります。Tracksには、映画会社、放送テレビネットワークや独立制作会社(Screentime、Southern Star Endemol、Cordell Jigsaw等)を含む、印象的な顧客リストがあります。

Stephen Smith氏(Tracksのマネージングディレクター/サウンドサービス担当)は次のように述べます。「Tracksは1993年以来のFairlightユーザーですが、現在、私たちは多くのProToolsシステムを持っており、主要なミックスプラットホームになっています。しかしながら、NAB2009でFairlightを見て、私は新しいXynergiシステムに非常に感動しました。私たちは、2台のXynergiを導入しました。一つは既存スタジオ設備の追加、もう一つは古いFairlightコンソールのアップグレードです。」

1台目の新しいXynergiシステムは、主にファイル転送、ファイル変換、オーディオリコンフォームのためにマシンルームに導入されました。

「FairlightのXynergiは、非常に首尾よく作業を処理します。」と、Smith氏は言います。「編集された画像のカットをうまくマッチさせるためのオリジナル録音のリコンフォームが非常に良いです。特にpolywavの再編集を整理するのが上手です。私たちはまた、他のいくつかのスタジオで使用するためのQuicktime画像ファイルを作成するのに、Fairlightを使用しています。」

2台目のシステムはTracksのFoleyレコーディングスタジオに導入されました。それは、長年使用していた古いMFX3 Plusとの入替えでしたが、TracksのFoleyチームは更新を望んでいませんでした。しかし、新しいCC-1プラットフォームは、エンジニアが作業するうえで、プロジェクトとスピードを録音しながら容易に対処できるように考えてのアップグレードだと判りました。

Smith氏は付け加えます。「Xynergiコントローラは、非常に賢いデザインであり、アクティブなキーキャップでクライアントとオペレーターを感動させます。しかし、私が最も好きなのは、1個のCPUに1枚のカードでとてつもないパワー、というハードウェアエンジンのシンプルさです。私たちのワークフローの統合部分として、私たちのスタジオにFairlightのような類像的なオーストラリアブランドを返してもらい、良かったです。」

Smith氏のコメントは、Trevor Harrison氏(多くのテレビ放送のためのドキュメンタリーやドラマを扱う、シドニーを拠点とするポストプロダクション施設Shoeboxのサウンドエディター)によって繰り返されます。ここ数週間の内にShoeboxは、センターパネルにXynergiを組み入れた3bay Fairlight Constellation XCSコンソールを設置することで、スタンドアロンのXynergiシステムをアップグレードさせました。

「私たちは、ただの編集から編集とミキシングへ施設を移行させているので、Constellationにアップグレードすると決めました。」と、Harrison氏は言います。「フェーダーがあると、ミックスはとても簡単になります。そしてまた、私は5.1パンニング、クリップネーミングとビジョントラック機能も好きです。全てで、新しいConstellation XCSは完璧なツールであることが判りました。良い仕事がFairlightであることを維持してください!」

FairlightのXynergiテクノロジーを導入した他のオーストラリアのポストプロダクション会社には、アデレードにあるReel Sixや、シドニーにあるJulesoundなどがあります。Reel Sixはテレビや映画の様々な仕事を取り扱っています。Julesoundはテレビのドキュメンタリーを専門に扱い、昨年導入したシステムを増大させるために2台目のXynergiを購入しました。

Fairlightのワールドワイドセールス&マーケティングディレクターのKen Barnsleyは言います。「多くの顧客がFairlightのXynergiテクノロジーを採用し、そして成し遂げた結果に彼らがとても喜んでいるのを見るのは、嬉しいことです。彼らが革新的で良いデザインを生み出すので、私たちは顧客のためにゆとりをもたらす製品を作るということを常に意識しています。」



Fairlightについて
オーストラリアのシドニーを拠点とするFairlightは、CC-1 FPGAデジタルプロセッシングエンジンで動くメディアプロダクションシステムを開発、製造しています。Fairlight製品にはConstellation、Xynergi、Pyxis MTなどがあります。そのすべてが世界の主要な放送局、ポストプロダクション、音楽スタジオや映画制作スタジオで大きな位置を占めています。Fairlightは革新と発展の豊かな伝統があり、環境に配慮した『グリーン』なコンピューティングテクノロジーの最前線にあります。