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- フェアライトの歩み 誕生から現在、そして明日へ -
驚 異 回 復 魔法の箱 ウィンドウがないぞ!
大旋風 過 ち 独 創 そして、明日へ
フェアライトの歩み
創設者、ライリーとヴォーゲル
フェライトCMI シリーズIII
魔法の箱

フェアライトのサンプル音源のクオリティは、非常に粗いものでしたが、本物の楽器を「完璧に」まねる能力のために歓迎されました。 マシンを発売したときオーケストラサンプル集も一緒に提供したことも要因でした。 8インチ500kbのフロッピーディスク一枚には22のサンプルが入りました。(彼らは、まだ本物の楽器の音を擬似的に実現するという 元の考え方にこだわっていました。)当初、マシンは音楽の世界だけでなく、科学の世界でもSF作品に寄せられるような興味も集めました。 (英国のテレビ番組「明日の世界」で特集された。)デジタルオーケストラを箱に詰め込んだようなシステム。 そのビジョンが完成しつつありました 音楽家の組合には、組合員にとっての致命的な脅威と映り、対抗したのは無理もありません。

ピーター・ガブリエルの親戚にあたるスティーブン・ペイン(現タイレル社財務部長)は、 最初にマシンに出会ったときのことを今も覚えています。1979年の夏、ガブリエルはちょうどサードアルバムのレコーディングを 英国のバースに近い自宅、アシュコムハウスで行っていました。ペインは彼の家に一緒にいたのです。
ヴォーゲルは、なんとか彼の家をみつけてデモンストレーションをしました。みんなが驚きました。 そこには、ガブリエル、ペイン、ちょうどスタジオで仕事をしていたヒュー・パドガム、スティーブ・リリーホワイトがいあわせました。 ペインは、語ります。「半導体メモリーに録音をして、リアルタイムでピッチコントロールする。このアイデアは、大変すごいことに思えました。 そのときまで、音を残しておくにはテープしかなかったのです。メロトロンをデジタル化して信頼性を上げ、 多目的に使えるようなものがフェアライトCMIでした。ガブリエルは、興奮して、すぐにヴォーゲルの滞在する一週間、 マシンが使えるようにしておきました。」ガブリエルは、アコースティックサウンドの代わりに奇妙な音、例えば牛乳ビンを割るとか、 レンガをぶつける音を使うというアイデアをいっぺんに習得して、アルバムの二つのトラックに応用しました。

週末、ヴォーゲルは、幸せな気持ちでデモ機をもって去っていきました。彼は、ガブリエルにCMIを買うだけでなく、 英国で輸入販売元になるよう説得しました。一石二鳥でした。オーストラリアからやってきた魔法の箱にすっかり魅了されたガブリエルとペインは、 輸入販売のためサイコシステムズという会社を設立したのでした。約1万2000ポンドという高価にもかかわらず、まもなくペインは、 名簿がそのまま音楽界の名士録になるような人たちにCMIを販売したのです。最初に買ったのは、ジョン・ポール・ジョーンズでした。 すぐに続々と買っていきます。ボズ・バレル、ケイト・ブッシュ、ジェフ・ダウンズ、トレバー・ホーン、アラン・パーソンズ、リック・ライト、 トーマス・ドルビーらです。マシンは米国でも同様に成功し、スティビー・ワンダー、ハービー・ハンコック、ヤン・ハマー、トッド・ラングレン、 ジョニ・ミッチェルといった熱心なアーティスト達の手に渡りました。
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日本では、今や伝説的なバンドになったTPOが最初のユーザーでした。 当時TPOのプロデューサーだった新味氏の手により仕掛けれられたこんバンドのキーボード奏者安西史孝氏が本当の 最初のユーザーだったと記憶しています。その後すぐに冨田 勲、矢島 ケン、東海林 修、船山 基紀、浦田  ケイシ、東 ヨシタカ、久石 譲、西平 アキラ、坂本 龍一、鈴木 康弘、高橋 ユキヒロ氏といった著明な アーティスト達がこのパンドラの箱に魅了され日本国内でも使われはじめました。

これらサンプリング初期のパイオニア達は、まもなくガブリエルと同じ結論に達したのでした。 つまり、フェアライトは、オーケストラといっても所詮は貧相な音のコンピュータだということ。 サンプリングは、幻想的な音に利用するのが関の山だということでした。ペインは振り返ります。 「アコースティック楽器奏者が指や口を使ってあやつる豊かな表情をキーボードで実現することは不可能だということが、 しばらくするとはっきりしてきたのです。」このままだったら音楽家組合は、ほこを収めたことでしょう。ところがフェアライトは、 次の画期的な技術を市場にもたらすのです。

初代フェアライトCMIは、キーボード演奏を記録し、最大5万ノートまでのデータを保存する能力があった。 また、MCLという機能を含んでいたが、複雑で手間がかかりすぎるので実用にはならないと批判があった。 この問題を解決するために初のミュージックシーケンサーである伝説のページRを開発、1982年にこれを組み込んだCMIシリーズ2が投入された。 「これには、みんな驚いたよ」とペインの弁。
フェアライトの歩み
初代フェアライトシステムの波形画面 (上)
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ページRのシーケンサー(上)は、ミュージシャン達に衝撃を与えた。
サンプリング登場よりもショッキングだったかもしれない。
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