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- フェアライトの歩み 誕生から現在、そして明日へ -
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大旋風 過 ち 独 創 そして、明日へ
回復

しかしヴォーゲルとライリーにあきらめる気はありませんでした。 彼らはCMIを開発し、楽器として世界で最大の成功をおさめたのです。そのときと同じ機知と決意をもって、 逆境に屈することなく自己資金で研究開発費用をまかないながら、新しい資金をさがしました。 89年初めにプロオーディオ製品のオーストラリアへの輸入販売で知られるアンバー・テクノロジーが資金を提供することになりました。 89年4月にアンバーを筆頭株主にもつ新会社が発足しました。ライリーは、大株主のままで会長と製品開発部長を兼任しました。 ヴォーゲルは、フリーランスでキャリアをつむために会社を離れ、アンバーからデビッド・ハネイが社長として新会社に加わりました。

新しいフェアライトの最初の動きは、ポストプロダクション市場に集中することでした。 音楽市場が急速に縮小していることを意識して、旧フェアライトは87年、88年にかけてシリーズ3用のポスト向けオプションを 開発するという動きをすでに見せていました。それは、Eventsync、Cue List Sequencer、Waveform Supervisor (ハードディスク上のサンプルデータへの業界最高速のアクセスを実現)、MFX Sound Design、そしてベーシックな8トラックの ソフトウェア・ハードディスクレコーダなどのオプションでした。研究開発部門は独立8トラックのハードディスクレコーダを開発していましたが、 88年になり途上で資金がつきてしまいました。ライリーは、「(AMS Neveの)AudioFileに似たアーキテクチャ」だったと回想します。 会社が管財人の管理になったときにはほとんど完成していたのですが、アンバーの資本が入って開発が棚上げになってしまいました。 フェアライトはかわりに完全に新しいハードディスクレコーダのアーキテクチャを設計し、MFX1と名付けました。 デビッド・ハネイは、ポストプロダクションへ参入したことについて次のように説明します。

「CVIはよく売れていましたが、製品ラインから落とすことに決めました。研究開発を継続するには費用がかかりすぎるからです。 また、フェアライトがサンプリング市場を続ける意味はあまりありませんでした。フェアライトのビジネスは、 過去もそうであったように大量 生産される日本製品に対して競争するべきではありません。 最先端の技術の利用、処理スピードの改善、プロへ高度技術の提供、これがフェアライトなのです。」

ライリーは、次のように付け加えます。「私たちの提供できる製品が売れるハイエンドの音楽市場はなくなりつつあったのです。 そこでポストプロダクションの市場にシフトしました。とても自然なことに感じました。音楽市場をあきらめたとは、思わなかったのです。 音楽市場ではいろいろな製品が提供されていました。フェアライトを使う人もまだ多くいて、サポートは継続しました。 けれどもポストプロは、問題解決を最も必要としている市場でした。当時、仕事の進め方は驚くほど非効率でした。 ですから問題解決の方法を見つけることは、本当にやりがいがあり、しかも楽しい仕事だったのです。今も相変わらずですが。」
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